寝る時にやっと一人になって、本当の自分になれる。そしてムニャムニャと姫様に愚痴を聞いて頂く事があります。
姫様、こんな天照大神が居るでしょうか?私はあと何年こんな生活をするのでしょう?
と。
いつも姫様は「天照大神である事を申し伝えよ」とか、「相応しからぬや相応しからぬ」と仰せなのですが、今日は少し違っていた。
「焦ってはならぬ、ひめみこ。なるようになるのじゃ」
「なぞらえば
弧を描くものなりて
今にわかる時が来る」
「春なりて
天海の空の行く末や
如何に険しく春となるやも」
と、お歌を詠まれたのだ。
流石‼姫様‼
私の春はどのように険しいものであろうか?