今年の桜は冷たい雨にさらされてまだ咲いているが、妾には時が経つのがたまらなく切ない気持ちがする。
皆んな、老いて居なくなってしまうのだ。私は親のような年上の方々と接する機会が今までにとても多かった。そして、皆さん若かった私を可愛がってくれたり、職場でも沢山お世話になったり、そんな方々から生き方を学んだのだ。
若い頃はそんな事は当たり前のように思っていた。
しかし、今自分が若い人と接するような時にどれだけの心遣いをする事か。
本当に有難い事だったのだ。
もう、私も職を転々としているし、何年も経つので退職されたりしてお会いする機会も無い方々がほとんどである。
きっとお元気でお過ごしの事と思います。お変わりございませんか？
私は、自分にこんな本質(霊媒)があるとは思っていませんでした(忘れていた)が、本当にあの頃はお世話になりました。年上の方々には学ぶべき事ばかりで、結婚もしていない私には人間の幅が足りないので本当に頭が下がります。
今、こうして自分があるのも周囲の人々は勿論、今まで関わって下さった方々のおかげです。
どうぞ、いつまでもお元気でいて下さい。何かの折に再びお会いできるのを待っております。
寒い春ですので、どうぞご自愛下さい。
そう伝えたい夜である。
