9条は改正されるのだろうか?
それを考えると私の胸中は穏やかではない。
それは、今ある平和の為に(となってしまった)あの戦争でむごく亡くなった英霊の無念を知っているからだ。
その幾千幾億の壮絶な死に方をした犠牲者の無念の上に9条は成り立っているからである。
誰もあんな死に方はしたく無かった。もっと人生を謳歌し、今のような平和な日本で愛する人と愛されながら穏やかに長生きしたかったのだ。それが人である。
しかし、70年以上の時が経ち
人々の関心は思い出したくも無い、もしくは分からない、知らないというそんな戦争の事よりも、これから先の事に向いている。当然ではあるが、戦争でもつれて硬い結び目が出来てしまったこの世界で
まるで原子爆弾の熱線に焼かれ異様な青白い光りをたたえながら煌々とそびえ立つ巨大な石板に彫り込まれたかのような日本国憲法の第9条に3項を書き加えても良いのか?
私は改憲も護憲も否定する訳では無い。
一切を帰命せよ