天照大神の姫巫女〜9条と靖国と世界平和〜

天照大神である姫様とその媒体である素人巫女のブログ

今夜も眠れない

明日は早いのに、寝しなにこんなニュースを目にしてしまった。

安倍晋三首相は15日、共同通信社で講演し、改定作業を進める防衛力整備の基本指針「防衛計画の大綱」について「従来の延長上ではなく、国民を守るために真に必要な防衛力のあるべき姿を見定めていきたい」と述べた。平成25年末の前回改定時に見送った敵基地攻撃能力など新たな装備体系の整備を念頭に抜本的見直しを行う考えを示した。

 首相は「年が明ければ防衛大綱の見直しに向けた議論も本格化する」と説明。新大綱策定に当たり「専守防衛を当然の大前提としながら、北朝鮮の核・ミサイル技術の進展など、わが国を取り巻く厳しい現実に真正面から向き合う」と強調した。

 政府は、30年度予算案に敵基地攻撃能力となり得る戦闘機用の巡航ミサイル導入に向け関連経費を盛り込むが、装備取得の目的を島嶼(とうしょ)防衛としている。首相の発言を受け、新大綱に敵基地攻撃能力の保有を明記するかどうかが焦点となる。

 大綱改定は10年ごととされていたが、北朝鮮や中国の脅威増大に伴い、政府は改定時期を来年末に前倒しする。ミサイル防衛強化や無人機技術、人工知能(AI)など最新技術を取り入れた装備開発に重点を置くとみられる。

 一方、首相は講演で「特定の分野で世界レベルの大学を全国につくっていく」とも述べ、地方大学向けの新たな交付金を創設する意向を示し、来年の通常国会に関連法案を提出する方針を明らかにした。』(産経)

あーあ、やる気まんまんかよ。
私は正直こんな右寄りなお育ちのお坊ちゃま総理大臣様より、もっと庶民的な感覚で平和的解決に尽力してくれる普通の人が総理やってくれた方がよっぽど良いと思ってしまう。政治屋の半永久的に尽きぬ親の血筋による世襲七光りも考えものだ。変人と言われた小泉元首相も息子の嫁は公家からなんて密かに野心を企だててるんじゃないかと邪推してしまう。まあ、なんの根拠もない想像だけど。

この間の選挙結果は危惧した通りどうやらこのニュースの内容でまとまるのだろう。
どんどん短絡的に好戦の姿勢をとり出す日本。まるでかつての軍国主義だ。北朝鮮問題を今までうやむやにしてなあなあにしていたのは平和ボケでは無い、先人達の知恵であると思いたい。北朝鮮はすでに「敵国」と表記されているようだが彼らにして見ればそもそも朝鮮半島が南北に分離したのは日本のせいじゃないか。しかもそのせいで北はいつまでも貧しいのである。そうしてしまった罪悪感などは今の日本人には皆無であるらしい。北朝鮮は逆にそんな日本人を憐れんでいるかも知れないと言うのに。真珠湾を奇襲し米国に核を落とされ今以て支配、コントロールされている日本。昔の日本人はそれをよく分かっていたので殊勝で、勤勉で、何処へ行っても礼儀正しく、ペコペコと頭を下げた。そして海外に金の援助を沢山して橋や道路を沢山作ったりした。それは戦後、今のように為替変動制ではなくドルを基軸通貨とする固定相場制とした(してもらった)からではなかったか?全て戦後の日本の繁栄はそのおかげではないのか。戦争が金になる事を知ったアメリカはベトナム戦争で敗北したが。

では、北朝鮮がミサイルの照準を海ではなく日本の国土に合わせたとしたら安倍首相は実際どうするというのだろうか?自衛隊北朝鮮人を殺せと言うのだろうか?そして「攻撃されたので遠くからミサイルを打ち返しただけです。」と平然と言うのだろうか?「そうしたら人に当たりました。」と?

国民を守る守ると言って人殺しを推奨するの?矛盾してないか?そんな事が今の世の中で許されるのか?

9条がどうしても邪魔なのだ。あの膨大な戦死者の犠牲の上に青く光る条文が。触れれば原爆の残熱によって火花が散り火傷しそうだ。

あれはただの条文に非ず。
人類の行く末を左右する道しるべ。
どうしても改憲したいのなら、引き換えに滅びの道を行くがよい。

天照大神に於かれましては、私が幼かった頃
狂ったように高いビル、けたたましい数の車、人々は享楽に溺れ、バブルに湧いて皆が踊り狂い、金をチラつかせて羽目を外しているかのように見えたが、このように仰せであった。

「妾(わらわ)は、このようなものが見たかったのではない。」

私にはその時、有頂天になっている人間達のケモノのようにくさい臭いが鼻をつくのを感じた。世の中に蔓延している悪臭。そう、そして私が地を這うように自らの宿命に生き、大人になった時きっとこう申すのだ。

「愚か者には死を賜る」
と。