皆さま、良いお正月をお迎えになられましたでしょうか?
私は年が明ける前、平成29年10月に鳥取&島根へ旅行に行って来ました!
あれ…?
最初にお参りした最上稲荷は岡山県かな?「お稲荷さん」なので”白狐“の社だーと勝手に思ってワクワクして行きました。こちらでは縁切りと縁結びが叶うそうで、私は病気との縁切りを願いました。ご本尊は「最上位経王大菩薩」だそうです。お寺なんだけど鳥居がある「神仏習合」なんだそうです。縁切りと縁結びがいっぺんに叶うなんて、なんだか得した気分。
白狐がいましたよ♪(なんちゃって)
鳥取県では有名な鳥取砂丘を訪れましたが、生憎の小雨。リフトで砂丘まで降りたかったのですが、風邪を引きそうだったので無理をせずすぐ隣にある砂の美術館でアメリカをテーマにした砂像を鑑賞。凝固剤など一切使わず水と砂だけでこれだけ大きくてリアルな表現に驚きました。
美術館の外にはトランプさんも居ました!
砂像のごく一部。
下まで降りたかったなあ…。
足立美術館では庭園を鑑賞。絵画も焼き物も素晴らしかったです。注)付喪神に話しかけられる事はありませんでした。(笑)
さて、その日は大山ロイヤルホテルに宿泊。しかし、所詮は一泊旅行。朝の羽田出発時間がマジ早過ぎで疲労困憊しあえなく沈没。しかし、温泉とバイキングはとても良いお宿でした。もっとゆっくりしたかった…‼
大山ロイヤルホテルには平成天皇と皇后美智子様のお写真と御歌がロビーに飾られてあったので御宿泊されたのでしょう。すごく立派なホテルでした。
「伯耆富士」との異名をとる名峰・大山。
翌日、ツアーのバスガイドさんが喋りっぱなし。しかし、流石というのか今から向かう出雲大社と大黒様(大黒天・大国主命)にまつわる話が出るわ出るわで、道中面白おかしく過ごしました。
因幡の白兎の神話はご存知ですか?
↓出雲大社のHPから拝借しました。
『出雲の国にだいこくさまという神様がいらっしゃいました。 その神様はおおぜいの兄弟があり、その中でもいちばん心のやさしい神様でした。
兄弟の神様たちは因幡の国に八上比売(やかみひめ)という美しい姫がいるという噂を聞き、みんなで会いに行こうと決められました。 だいこくさまは兄弟達の家来のように大きな袋を背負わされ、一番後からついていくことになりました。
兄弟たちが因幡の国の気多の岬を通りかかったとき、体の皮を剥かれて泣いている一匹のうさぎを見つけました。
兄弟たちはそのうさぎに意地悪をして、海水を浴びて風にあたるとよいと嘘をつきました。
そのうさぎはだまされていることも知らずに、言われるまま海に飛び込み、風当たりのよい丘の上で風に吹かれていました。
そうしていると海水が乾いて傷がもっとひどくヒリヒリ痛みだしました。
前よりも苦しくなって泣いているうさぎのところに、後からついてきただいこくさまが通りかかりました。
だいこくさまはそのうさぎを見てどうして泣いているのかわけを聞きました。
そのうさぎは言いました。
わたしは隠岐の島に住んでいたのですが、一度この国に渡ってみたいと 思って泳がないでわたる方法を考えていました。するとそこにワニ(サ メ)がきたので、わたしは彼らを利用しようと考えました。
わたしはワニに自分の仲間とどっちが多いかくらべっこしようと話をもちかけました。
ワニたちは私の言うとおりに背中を並べはじめて、私は数を数えるふりをしながら、向こうの岸まで渡っていきました。
しかし、もう少しというところで私はうまくだませたことが嬉しくなって、つい、だましたことをいってしまいワニを怒らせてしまいました。 そのしかえしに私はワニに皮を剥かれてしまったのです。
それから、私が痛くて泣いていると先ほどここを通られた神様たちが、私に海に浸かって風で乾かすとよいとおっしゃったのでそうしたら前よりもっと痛くなったのです。
だいこくさまはそれを聞いてそのうさぎに言いました。 かわいそうに、すぐに真水で体を洗い、それから蒲(がま)の花を摘んできて、その上に寝転ぶといい。
そういわれたうさぎは今度は川に浸かり、集めた蒲の花のうえに、静かに寝転びました。
そうするとうさぎのからだから毛が生えはじめ、すっかり元のしろうさぎに戻りました。
そのあと、ずい分遅れてだいこくさまは因幡の国につかれましたが、八上比売(やかみひめ)が求められたのは、だいこくさまでした。』
歌もあるんですね。童謡になるのでしょうか?年配の方は歌えるみたいでしたが、恥ずかしながら私は知らなかったです。
https://youtu.be/SI1e2Vhnkzo
初めて見る日本海、白兎海岸は何だか神秘的で本当に白兎がわにざめの背中を渡ったんじゃないかと思わせるような古い歴史を感じさせられました。(画像はwebから)
大黒さまと言うと定かでは無いのですがこんな思い出があるんです。あれは私がまだ幼い頃、どこかで七福神の中で一番偉いのは大黒さまだ、と聞いたのでしょう。父親にそう尋ねると「お前は大黒様を知ってるの?絵に書いてみなさい。」と言われました。私が例の角髪(みずら)に古代装束の人物を書いてみせると父親は「確かに大黒様だな。」と妙に納得したようでした。子供の拙い絵でしたが自分でも何で知ってるのか、頭で想像するとイメージが浮かんで来るのが不思議なものでした。
(次回に続く)