天照大神の姫巫女〜9条と靖国と世界平和〜

天照大神である姫様とその媒体である素人巫女のブログ

怒れ貧乏人!!格差社会のからくり

先日eテレの「ドキュランドへようこそ」というドキュメンタリー番組を観ました。1月4日の「みんなの資本主義」という回です。アメリカが大好き(?)な資本主義、今ある格差社会のからくりが分かりやすく説明されていました。
NHKのHPより
ビル・クリントン大統領時代に労働長官を務めた経済学者のロバート・ライシュが、カリフォルニア大学で行った授業をもとに制作されたドキュメンタリー。トマ・ピケティらの研究を引用しつつ、格差社会に至った原因を明らかにしていく。「経済を動かす中間層が激減したために消費が減退し、政府が負債を抱える悪循環が起きている」などと指摘し、“弱者を守る”という信念から現代アメリカ社会に一石を投じる。』

もう既に記憶が薄れてしまった部分もありますが、非常に興味深かったので内容を備忘録として書いておきたいと思います。

アメリカの金持ちTOP400人はその他の米国民の年収を全て合わせた額を保持している。
1970年代の終わりから富裕層への課税率を90%台から30%台まで引き下げをした。(金持ちが国に払う税金がそれだけ少なくなったのだ。)時はレーガン大統領の時代であった。
中間層の労働者は年々賃金が引き下げられ、生活費を補てんする為、妻が働きに出るようになる。(女性の社会進出)しかし、抜本的な税改革は為されず中間労働者層は深夜まで働く長時間労働へと変化していく。(雇用を創出する側の)金持ちは私腹を肥やし多額の政治献金をして影響力を強めたようだ。オバマ大統領の時代でさえ、巨額の富を持つ者への課税率は30%台であった。
中間労働者層の賃金はその後も減り続け、ローンを組んで家を買いその自宅を担保にして現金化し日々のカードの支払いや生活費に当てているそうだ。因みにその時の不動産王は現トランプ大統領である。

このような不公平極まりない現状からロバート・ライシュ氏はこう警鐘を打ち鳴らした。

アメリカの民主主義がオークションにかけられる日も近い。金の力で成るべきでない人物が大統領になる可能性もある。」

この番組を観た私なりの解釈です。私は個人的にトランプ大統領が嫌いな訳ではありません。他よりマシかも知れない位ですが。

そうだ、この番組は確か2013年からの再放送だったようだが、今の世相をよく表しているじゃないか。まるでここ何十年かの日本と同じ光景である。
金持ちを優遇すれば、下の方までオコボレがあるからという理屈のアベノミクスはやっぱりアメリカの影響だったのかも知れない。戦勝国と敗戦国、何処までも運命共同体みたいだな。

沖縄に不時着し過ぎとご立腹。
平和を願う沖縄の声よ、世界中に届け!

日本外交が危機。
海外援助で中国に負けている?
労働力として外国の援助を受けているのは日本では?いつまで「追い付け、追い越せ」なのか。もうそんな時代は幕を閉じようとしているよ。そこが分からないようでは今の子供達が可哀想だろう。

アメリカのYouTuberが日本でやりたい放題。金の為に何でもやるなら人の為になる事をすれば良いのだが、人間の醜い姿を興味本位で見たがる奴がいるのも現実であろう。

最後になったが、ロバート・ライシュ氏はとても小柄な人物で昔はいじめられっ子だったらしい。そこで強い男の子達と友達になっていじめっ子から守ってもらう事にしたそうだ。一番頼りにしていた男の子とは親友で、しかし大人になった時その人は人種差別を無くす黒人同権運動に参加したせいでリンチを受け亡くなったそうである。自分を守ってくれていた人が本当のいじめっ子に殺されてしまった。今まで守られていた自分はそれがキッカケで社会的弱者を守る行動を取らなければと決心したそうだ。
そして確かこんな事を言っていた。未来を変えるのはあなた自身であり、一人一人である、そんな言葉だったと思います。

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