情報過多。
こんな何を信じて良いのか分からない世界で、私の側には姫様が居て下さる。
何というありがたい事だろう。
姫様はいつも私に優しく語られる。しばらく前にこんなお言葉を頂いた。
“
さすれば姫巫女、
いかにしても
得難きは
そなたのお勇み※よな。
妾はのう、
そなたを愛しているのだよ?
妾は
愛している。
いかばかりかせむとす、とて
妾は愛しているのだよ?
そなたは姫巫女。
打ち克つには
そなた次第ではあるが、
愛しておくれ?
この世の
清らかな
おおい出来事
そなたの愛でもって
愛すべき事じゃ。
”
歳を重ねてひねくれた私にはすぐに掲載出来なかったが、暫くしてこの姫様のお言葉を読み返せば汚れた心が透き通る様な気持ちになる。
※「お勇み」とは「功績」の事である。