さて、日本では戦争が起きなかった時代として「平成」が幕を降ろそうとしています。
私は随分と日本の将来について悲観的でしたが、それは自分勝手な思い込みであったように思います。
今も国の借金は1,100兆円もあって国民一人当たり850万円にもあたるらしいし、超少子高齢化の問題も叫ばれて久しいのですが、時代は「令和」へと移ろうとしています。
私の齢(よわい)は43です。
一寸先は闇ですが、そろそろ老いじたくをする年齢になりました。
私がこの生涯を終えて、天照大神の御許へ旅立つ時、その日もきっと何事も無い一日でしょう。
どのような者でも、必ず訪れる別れの日、
しかし、この地に太陽が昇る限り人は愛し、産み、育て、
世代は続く、
平成を生きた者達が旅立った後も、
令和からまた新たに時代は繋がっていく。
令和の先、
その先に、生きてうごめく
私達の子孫。
彼らはきっと新しい国を造る。
私が夢見た
「まっすぐな世界」…。
なんであんな事をしたのだろう?
戦争があったから、今がある。
なんで、戦争なんかしないで、
まっすぐに今の綺麗で便利な世界にしなかったのだろう。
“私は心の中でずっと不思議に思っていた事を聞いてみました。
「なんで、あんなことしたの?」
なんの意味があったのかなあ、と。素直な疑問だったのです。
軍服と軍帽、軍靴の少年は、背筋をピンと伸ばして敬礼し、はっきりした声で真っ直ぐにこう答えました。
「自分は今の、この平和な世に来たかったのであります‼だからやったのであります‼」
”
もし、輪廻転生があるのなら
彼らをこそ未来へ産まれて欲しい。
私達が戦争が無かった平成を生きたなら、
それを築く為にむごく亡くなった幾多の英霊の為に、
どうか未来に平和を築いて欲しい。
憎しみではない、
「愛してる」
そのくり返し、
「愛してる」
そのくり返しで良いのです。
陰と陽が交錯して、スパークしている。
それを「愛してる」と言うのです。
人とは、魂と肉体が交錯し生きているのです。
すなわち、「愛」である。
憎しみは最早いらぬ。
憎しみの世は去るが良い。
「妾は愛しているのだよ?」