靖国は未だに一線を画しているではないか。
物事には順序がある、と申したな。
「靖国?何それ?」
では済まぬわ。
まず、妾じゃ。
森羅万象、
全て妾じゃ、妾の所為じゃ。
天照の所為にして良い。
靖国に呪縛されし英霊方の御霊は
もはや解かれた筈。
何故、別の者を祀っているのか申せ。
靖国に天照を祀るがよい。
憎しみではない。
天照大神に於かれましては、
“愛しているのだよ”
と仰せじゃ。
妾は怒りを感じるが。
天照大神とは対極を成す存在であろう。
神と姫巫女。
それで良い。
しかし、
この場でこのように告げたところで、
幾万の英霊方の無辜なる命と引き換えに手に入れた
9条のもとに成り立つ平和、
その日常に飼いならされた
子孫=そなたら
には
何も理解できまい。
せいぜい、妾を精神病人と
蔑むがよい。
読む者は読み、
読まぬ者は一生知り得ぬ。
妾は姫様のように
“愛している”
などとアガペを申したりはせぬぞ。
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