今夜、私の身元から離れていったのは、
人間の身勝手で傷つけられたり苦しんだりして亡くなった動物達の霊であった様です。
姫様は、そのあまりの数に
「姫巫女、そなたの身に万が一があっては、と思ったのじゃ。」と、仰せになりました。
除霊はいつも私が半分寝ている様な、半分夢の様な形で起きるのですが、
今日はその飼い主の声まで聞こえてきて、動物は選べない。まさに飼い主ガチャとでも言うのだろうか。
この子の産む子猫が可愛いくて可愛いくて、と死ぬまで子猫を産まされ続けた猫の苦しみや、
中には人間の手で人口保育された象の霊まであり、これは母親の愛を知らずとても寂しかった様だった。
虐待を受けた動物、
愛を与えられず、何故死に至らしめられたのかその理由も分からずきっと御霊も行き場が無かったのでしょう。
私も最近は動物虐待の記事を目にする機会が増え、またそれとは逆に幸せなペットの話しを目にする事もある。
人間とは、なんと身勝手である事よ。