“
こうじゃ、
天照であるぞ。
いささかも神なるぞ
いささかも天照である
妾は
愛していると
申したかったが
そのような
恐ろしき
殺し合い
いささかも
愛して
やらぬがよい。
あまりにも
むごく
おそろしい
言の葉にのせて
あまりにもじゃ
妾は
愛していると
申したかった。
今しばらく
分かるであろう？
あのような
恐ろしき
殺し合いじゃ
あってはならぬ
過ちは
繰り返さぬと
そう、
申したではないか。
いささかも
あってはならぬ
ならぬと申す
天照であるが故
そなたには
分からぬと申すか？
姫巫女、
いささかも
あってはならぬと
申し奉れ。
”
姫巫女(私)の脳裏に靖國が思い浮かぶ。
青く光って視えた彼の地。
“
靖國…
あの
恐ろしき
数
妾は
あってはならぬと
申した。
よもや
いささかも
数
増やさぬように
し奉るがよい。
今宵は
終わりじゃ。
”
天照大神(姫様)は私(姫巫女)の思考と無意識に繋がっているのか、私が考えついた事や普段感じた事、無意識に思った事に対して話したり回答する事が多々あります。私が意識しなくても姫様には私の感情や思考が全て通じているようです。昔は私が無知で幼かったので姫様との違いも分かりやすかったのですが、最近とても近く一体的に感じる様になりました。
『過ちは繰り返さぬと、そう申したではないか』と仰せになったのは、私が今の戦争を憂いあの広島の碑文を想起したからです。今宵、姫様はいつものアガペ(神の無償の愛)は仰せになりませんでした。
